もうすこし、黒部ダムと大町の3つのダムについて、書きたいと思います
どのダムも何度も行っているのですが “黒部ダム” は特別です
なにしろ “通勤” で、ダムの上を何度も数えきれないくらい歩きました
というのは “立山黒部アルペンルート” の頂上の、室堂にある “ホテル立山” で、何年か働いていたことがあり、何日かごとに室堂と大町を往復していました
ダムの堰堤の上は、500m程歩くしかありません・・・雨や風や雪の、天気の悪い日は最悪でした
室堂から立山周辺、黒部ダム周辺は、熟知しています
“黒部ダム” から “欅平” までの、ダム建設工事に使った “下の廊下” と言われる、岩をくりぬいた水平歩道も何度か歩きました
“高瀬ダム” 周辺にも、何度も行っています
“高瀬ダム” の左岸を進むと、ブログに何度か書いた、紅葉の名所 “濁沢の滝” があります
そのまま、さらに登山道を進むと、北アルプスの “裏銀座コース” となり “烏帽子岳” から “野口五郎岳” を経て、ダムから遥か先に見えた “槍が岳” へ到達します
また反対側の、ダムの右岸のほぼ平坦な道を10キロ程進むと “天井川” と “千丈川” の合流するところに、秘境 “湯俣温泉” があり “晴嵐荘” という山小屋があります
この辺の河原は、どこを掘っても温泉が出てくるので、自前の露天風呂を作ることが出来ます
もう少し上流に行くと、温泉が噴き出し沈殿物が堆積して盛り上がった “噴湯丘” があり、国の天然記念物になっています
そこからさらに進むと、槍が岳の “北鎌尾根” という、登山者には有名な、超上級者向けの登山コースで “独標” を経て、槍が岳へ到達します
もちろん “裏銀座コース” にも “北鎌尾根” にも行っています
東京から大町駅につき “七倉” までタクシーで行きます
七倉から “高瀬ダム” までは、6キロほど歩いて登ります
当時は “七倉” から “高瀬ダム” までは、タクシーも通行禁止でした
つまり “高瀬ダム” は、タクシーを降りてから6キロ歩いて登らなければ、行くことのできないダムでした
“高瀬ダム” そのものが “秘境” 中の存在でした
“七倉ダム” は真ん中にあるダムですが “高瀬ダム” とセットの “ロックフィルダム” で、二つのダム間で水を上げ下げして発電するエコな “揚水式ダム” です
“大町ダム” は、街の中からも、普通によく見ることのでき、市民になじみのある重力式の多目的ダムです
“高瀬ダム” からさらに10キロ程、歩いてしか行くことのできない “湯俣温泉” は、ほんとに秘湯中の秘湯ね
天然記念物の “噴湯丘” を見に行くツアーもあるわね
登山道だけでなく、キャンプ場もあるし “濁沢の滝” や “湯俣温泉” “噴湯丘” と観光名所もあるよね
今はタクシーで “高瀬ダム” まで行けるけど、むかしはほんとに秘境だったのね
限られた登山者だけの場所だったのね
“ロックフィル式ダム” というのは、他で見た記憶がないわね
どうして岩を積み上げて、ダムができるのよ・・・
見た目がすごいし、最後はダム本体の上をジグザグに何往復もして、堰堤の上に登っていくんだからね
“黒部ダム” は、冬期間は通行不可能ね
“高瀬ダム” は、七倉から徒歩で行こうと思えば、冬でも行けないことはないのね・・・
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