ちょっと前の “ブログ” で、当時中近東には、あっちこっちに、文明に背を向けた、文明から逃れてきたような世界中からの “ヒッピー” 達の溜まる街があり、ホテルがあった・・・ということ書きましたが “カブール” では “faruq hotel” というホテルに滞在しました
このホテルも、典型的な “ヒッピー” 達の溜まり場のひとつで、絨毯の上で、ゴロゴロと、世界中の若者が集まって、たわいもない話をしていました
中には、政治的・建設的な話も飛び交っていましたが・・・
ホテルで “Tea” を頼むと、国によって違いますが、アフガニスタンでは、ポットで出してくれるので、たっぷり3、4杯飲むことが出来ました
また、このホテルだけではなく、多くのこのようなホテルは、常に警察官の巡回がありました
警察官は、大麻を見逃す代わりに、賄賂を受け取っていました
“ヘラート” では “minaretes hotel” “カンダハール” では “bamyan hotel” というホテルに泊まりました
カブールのホテルで、これから西へ向かうというアメリカ人に聞かれ、場所や値段を詳しく教えたので、いまだに覚えています
またあるとき、仲良くなったアメリカ人と、カブールの旧市街をぶらぶらと歩いていた時のことです
すると、ある食べ物屋さんの前で、彼が突然大きな声で叫びだしました
“ケンジ、レモンパイがある・・・!” もちろん、英語で・・・
“だから、それがどうしたんだ・・・” と思いましたが、あまりに興奮してしゃべり、また暇だったので、レモンパイに付き合ってやることにしました
そして、シカゴに住むやさしいおばあちゃんの話と、そのおばあちゃんの作る絶妙な味のレモンパイについての話を、えんえんと聞かされることになりました
もちろん、その代わりに当然、パイとお茶代は、彼のおごりでしたが・・・
そのアメリカ人の名前が “ケビン” という名前で、後に映画俳優になった “ケビン・コスナー” なんだよ・・・
なに言ってるの・・・
でも “ケビン” なんて、初めて聞く名前で、当時は変わった名前だなあ・・・と思っていたよ “ケブン” と発音していたけど・・・
アフガニスタンでは、ケシを栽培し、世界のアヘンの80%が生産されているってよ
ヨーロッパで流通する麻薬の80%は、アフガニスタン産らしいからね
アフガニスタンのような土地でも、安く簡単に栽培できるのね
インドシナ半島中部の “黄金の三角地帯” と並んで “黄金の三日月地帯” とよばれているよね
これが、タリバンの資金源になっているのね
なんにも資源と言えるものがないこの地域で、これからどうやっていくのかしらね
前途、多難ね・・・
でも、地下鉱物資源が豊富だという話もあるよね
中国が、狙っていそうね・・・
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