千代田区の九段下にあるホテル “グランドパレス” が、この6月いっぱいで、営業を中止することになったそうです
だいぶ前ですが、このホテルには、1度宿泊したことがあります
そのため、今でもときどき宿泊案内のメールが届きます
やはり、コロナの影響が大きいようですが、これから観光を目指そうという東京で、ホテル不足が指摘されている中で、本当にもったいない話です
1972年の創業で、ちょうど50年間の営業だったそうです
まさか、建物まで壊さないでしょうが・・・
飯田橋の駅から、目白通りのゆるい坂を下って、歩いてホテルまで行きました
宿泊した時は、ちょうど3月の卒業シーズンで、次の日のすぐ近くの “日本武道館” での卒業式のために、卒業生と地方から来た家族が大勢宿泊していました
次の日、日本武道館の前を通ると、日大の卒業式でした
このホテルでは、以前 “第1回選択希望選手・・・” という名調子で有名な、プロ野球 “ドラフト会議” が、開かれていることで有名でした
そして、開業してから2年目の1973年、このホテルで、例の “金大中事件” が、起きました
後に、韓国の大統領になる “金大中” が、この “ホテル・グランドパレス” に滞在中 “KCIA” によって、部屋から拉致され、船で韓国に連れ去られ、5日後にソウル市内の自宅前で発見された事件です
大統領選挙で敗れた金大中ですが、KCIAに命を狙われていました
そしてなんと日本滞在中、法治国家の日本でこの事件は起きました
クロロホルムを臭がされ、朦朧状態になった金大中は、神戸まで運ばれ、船にのせられ、殺されそうになりますが、それを察知したアメリカ政府や日本政府が、ヘリコプターで海上まで追跡しました
そのため、KCIAは、殺害を断念し、ソウルまで運んで、解放したという事件です
金大中は、後に、まさにおもりをつけて、海に投げ込まれそうになったところを、海上保安庁のヘリコプターからの照明弾で助かったと証言しています
法治国家の日本のど真ん中で、まさに映画のような、とんでもない事件が起こり、大騒ぎになりました
韓国も、まったくめちゃくちゃなことをやってたのね
ブログ “ロシア ナワリヌイ毒殺未遂事件” で、書いたけど、今のロシアで起こっている事件と同じだね
北朝鮮の “拉致” よりひどいわね
韓国も、法治国家なんでしょう・・・
当時は、軍事独裁政権だったのよ
これだけ日本の主権を侵害しておきながら、韓国から何の謝罪もないままだそうだよ
後に大統領になった金大中も、その後何もしゃべらくなったのね
結局、政治決着という、うやむやで終わっちゃったのね
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