大町市の北部に “農具川“ でつながった、北から “青木湖・中綱湖・木崎湖“ と3つの湖が並んであります
この付近は、北アルプスと東山に挟まれて、狭く谷になっている地形で “大糸線” や “国道148号線” も、狭い中を並んで走っています
以前、この仁科三湖は、糸魚川・静岡の “フォッサマグナ” の断層に沿ってできた “断層湖“ だと言われてきました
現在もそう書かれているものが多いですが、最近の研究では、北アルプス側の山崩れによってできたという説が、有力になっているそうです
青木湖と木崎湖は、意外に大きく、周囲6,5キロほどあります
長野県で、諏訪湖・野尻湖に次ぐ大きさだということです
木崎湖は、市街地に近く、木崎湖温泉もあり、釣りやボートのレジャー施設があります
海のない長野県では、ここで “湖水浴” をしていました
対岸まで、2キロほどなら泳いでみようかと思ったこともあります
青木湖は、一番大きくて深く、透明度も高いのですが、開発を避けることが出来て静かな雰囲気です
真ん中の、中綱湖は、周囲2,2キロと小さく、冬の穴釣りや、春のオオヤマザクラが人気です
以前、自転車で湖の周りを回ったことがありますが、今年は紅葉を見ながら、2日に分けて歩いて回ってみました
ですが・・・歩いている人は、まずいません
車に出会うことも、ほぼありません
問題は、熊に出会うことです
いきなり出会ったら、湖を背にして、できるだけ引き付けておいて、さっと身をかわして、湖に突き落とす・・・と考えながら歩きます
熊の写真を撮る暇は、なさそうです
いくらか、開発されているとは言え、都会や市街地から離れていて、幸運にも、観光開発から逃れられています
現在は、開発どころか、だんだん静かになっているようです
青木湖に飛び込むような感じだった “青木湖スキー場” は、数年前からやっていません
となりの “さのさかスキー場” も、いったん今年度の営業中止を発表しましたが、住民たちの反対で撤回され、今年は営業することになりました
“木崎湖温泉“ も、静かなままです
また、映画 “犬神家の一族” は、ほとんど “安曇野“ で撮影されましたが、例の湖から両足が突き出ているシーンは、ここのどこかの湖で撮られたということです
この辺は、サイクリングに最適だよね
黒沢高原や小熊山もあるしね
3つの湖の周りを、サイクリング・ランニング・ウオーキングできるように、きちんとコースとして整備したらいいのにね・・・
そういうことが、大事なのよね
せっかくすばらしい自然環境があるんだからね
ボランティアに頼ったり、市民まかせにしないで、行政が先頭に立ってやらなけりゃね
犬神家の一族は、ボートのシーンが木崎湖で、両足が突き出ているシーンが青木湖らしいね
国宝の “仁科神明宮” でのシーンもあるわよね
開発はもういいわね・・・静かで落ち着いた開発ならいいけど、騒がしいのはね・・・
“派手な開発より、地味な整備“ ね・・・
この前、大町市から “緑の基本計画” として “緑を守り育てるための総合的な計画に対するアンケート” というのが来ていたよ
無作為で選ばれたんでしょう
うん、ブログ “小熊山 トレッキングコース” で書いたような木崎湖に対する気持ちや、ここに書いたような三湖についての考えを書かせてもらったよ・・・
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