“蔵出し!西洋絵画15選” の、第7番目の作品は “ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラバッジョ” の “聖マタイの召命” です
ローマの “サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会” という教会にあるそうです
コントレー聖堂に掲げられている、三枚一組の大きな祭壇壁画のうちの一枚だそうです
この絵のことは全く知りませんでした・・・この長い名前の教会にも、行ったことがありません
カラバッジョという画家も、知ってはいますが、代表的な絵が浮かんできません
しかし、この絵を見ていると、その “天才さ” が分かります
この時代に、こんな “光” の表現をする画家はいません
写実的で、光と影とのコントラストが見事です
“バロック美術” の扉を開いた記念碑的作品です
のちの “ルーベンス” や “レンブラント” “フェルメール” など、後の “バロック美術” に大きな影響を与えたことがわかります
それらの画家たちは、カラバッジョがいなければ、存在しない、とまで言われています
しかし、そのカラバッジョは、とても型破りな人物でした
素行が悪くて乱暴者で、あっちこっちで乱闘騒ぎを起こしてまわり、殺人まで起こして、死刑宣告まで受けました
そんな乱暴者が、こんなすごい絵を描くなんて、信じられません
そのため、しばらく忘れられていた時期があり、イタリアの紙幣の肖像になった時は、賛否両論ありました
その後、評価されて “ミケランジェロを除けば、カラバッジョほど絵画界に大きな影響を与えたイタリア人画家はいない” とまで言われました
今年の春、このカラバッジョの最高傑作のひとつ “キリストの埋葬” が “バチカン美術館” から “国立新美術館” にやってくることになっていて “再会できる” と思っていたのに、開催は中止になってしまいました
この教会には行っていません、壁絵も見ていません、ポイント0・・・15分の4です
“壁画” は、持ってくることが出来ないから、行って見るしかないのね・・・
今年、六本木の “国立新美術館” に、カラバッジョの “キリストの埋葬” が、来るはずだったのね
絶対、見に行きたかったのに、残念ね・・・
六本木の “国立新美術館” へは、最近では、昨年 “ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400年” という企画展に行ったよね
“クラーナハ” や “エル・グレコ” の作品が多く来日していたわね
なかなか興味深かったよね、ブダペスト滞在中には “ハンガリー・ナショナルギャラリー” を、スルーしていたからね・・・
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