“リビア” の旅 現在のリビアの状況

ベンガジの海岸

“クリスマスソング” から “メッカ巡礼” “ハイジャック事件” と、ずいぶんいろんな話になってしまいました

チュニスからシチリアへは、それから十数年後、逆コースを船でかみさんと二人で、渡ることになりました

イタリア滞在中、あまりのイタリアのいい加減さに、うんざりしていました・・・(個人の感想です・・・)

その時 “シチリア” から、居心地のよかった “チュニス” への船があることを思い出し “行ってみようよ・・・” と、かみさんを説得しました

“パレルモ” の先の “トラパニ” という小さな港から、懐かしい “チュニス” へ渡ることになりました

私の行ったときの “リビア” は “カダフィ” らによるクーデターで、王政が崩壊し、カダフィを事実上の元首とする “リビア・アラブ共和国” が成立していた時代でした

リビア国内は、比較的安定している状況でした

現在のリビアは、カダフィ政権崩壊後、政治プロセスが難航しており、不安定な治安情勢が続いています

民兵組織が独自の活動をしており、統一政府が統制できない状況です

無差別な爆弾事件や、ロケット弾攻撃も散発的に発生しているということです

なにしろ、外国人を狙った誘拐・襲撃事件が多発し、日本大使館も閉鎖されています

外務省からは “退避してください・・・渡航はやめてください・・・” と勧告されています

“武力衝突・テロ・凶悪犯罪が多発しており、極めて危険ですので、リビアへの渡航は、どのような目的であれ止めてください・・・”

“既に滞在されている方は、直ちに退避してください・・・” と外務省から勧告されている状況です

“チュニジア” から始まった “ジャスミン革命” と呼ばれる、民主化運動は、他の周辺アラブ諸国に広がりました

各国で、長期独裁政権に対する不満と結びつき、数々の政治改革を引き起こし “アラブの春” と呼ばれました

隣のリビアでも “カダフィ” 大佐による長期の独裁政権に対して、反体制派が決起し、大混乱の後、カダフィ政権は崩壊します

その後、各部族間や各政治勢力・武装勢力によって、内戦は泥沼化しています

他のほとんどのアラブ諸国でも、民主化運動にほころびが見られ、軍事政権に戻ったり、混乱や内戦が続いています

いったい “ジャスミン革命” とは何だったのでしょう

ベンガジのマーケット

“リビア” “アフガニスタン” “ウガンダ” なんて、ずいぶん危ないところに行ったのね

よく無事だったわね

ラッキーだったのね

“アルジェリア” や “イラン” もね・・・

なにしろ、情報がほとんど手に入らないからね

行ってみないとわからないのね

怖くもあり、ダイナミックでもあったのね

旅の醍醐味っていうことね

リビアは “カダフィ大佐” ウガンダは “アミン大統領” の時代だったね・・・そうそう、スペインは “フランコ将軍” だったよ

“イラン” は “親日” なんでしょ・・・

でも今は、ロシアはイランからの武器供与で、ウクライナを攻撃しているのね

また “ヒジャブ” 着用の問題で、世界中で問題になっているわね

チュニスの街中

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