“草間彌生 版画の世界” 松本市美術館

1年半ほど前、偶然 “松本市美術館” の前を通りかかると “美術館観覧無料” の案内板が立っていました

その日は、3月31日だったのですが、その日が最後の観覧日で、それから1年間かけて、改修工事をするという最後の日でした

無料観覧は、1週間前からやっていたようですが・・・

無料と割引が大好きな私は、当然ありがたく観覧させていただきました

何度か、訪れたことはあったのですが・・・

そして、1年間の改修工事が終え、今年の4月1日から、リニューアルオープンしています

一度、新しくなった美術館を訪れてみよう・・・とは思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした

ここは松本出身の “草間彌生” の常設美術館でもあるのですが、丁度企画展として “草間彌生 版画の世界” をやっており、大人気だというので、行ってみることにしました

館内は、1年間改修工事をしたと言っても、見た感じはそんなに変わったようには見えません・・・空調や照明がメインだったようです

企画展は、世界初の “草間彌生版画展” ということで、もう草間ワールド全開です

いつもの抽象的な表現のものから、具体的なモチーフを取り入れた作品も多く、ほとんど初めてみるような作品ばかりでした

そしてそれらが、例の得意な網目や水玉で構成されており、さらに、これでもか・・・というような色彩の嵐です

明瞭な原色のパターンと反復の嵐です

・・・なのですが、まったく派手さや嫌みを感じることがなく、ただ美しいのです

圧倒的なパワーとエネルギーを感じます

企画展と並んで、常設展示の中から選ばれた “草間彌生 魂のおきどころ” という特別展示も、同時開催されていました

その他のギャラリーでは、今年六本木の “国立新美術館” で開かれた “創元展” 出品の支部展作品の大作、24点の展示もありました

ただ、私の好きな “田村一男” の作品は、いつもは常設展示されているのですが、スペースの関係なのでしょう、数点しか展示されていなかったのが、ちょっと残念でしたが・・・

初めてみるモチーフの作品が多かったね

なかでも “レモンスカッシュ” が、一番よかったわね・・・

館内の自動販売機や、ベンチ、ゴミ箱まで全部 “水玉模様” だったわね

トイレの中も “水玉模様” だったわよ

ところどころに、草間彌生の直筆のサインがあったわね

すべて、アートの一部なのね

松本の街の中には、草間バス “水玉乱舞号” が走っているしね

一目で草間彌生作品だとわかるのよね

ポップで、ビビッドで、新しいのよね

完全に “アンディ・ウォーホル” を越えているわね・・・

絵は、1枚いくらするんだろうね・・・

ポストカードで、我慢しなさい・・・

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