アメリカ軍撤退により、アフガニスタンの首都 “カブール” にタリバンが侵攻し、完全に掌握してしまいました
これにより、２０年間続いた民主政権は崩壊し、大統領は大金を持って国外に脱出しました
各国の大使館員らの出国も相次ぎ、８月いっぱいで、米軍は完全撤退しました
アフガニスタンから脱出しようとする人たちで、空港や国境は大混乱に陥っています
タリバンが、実権を握り、再び恐怖政治が始まるのではないかと、世界中が注視しています
１９９１年、今からちょうど２０年前の９月１１日、アメリカ、ニューヨークで、テロ組織 “アルカイダ” は “同時多発テロ” を仕掛けました
航空機を４機ハイジャックし、世界貿易センタービルやペンタゴンに突っ込みました
そして、ツインタワービルが崩壊するその映像は、世界中に戦慄と衝撃を与えました
アメリカは、その “同時多発テロ” を主導した “アルカイダ” の主導者 “ウサマビンラディン” の引き渡しを要求しますが、タリバンは拒否します
そして、２００１年、報復としてアメリカ軍はアフガニスタンを空爆し、タリバンを壊滅させ、民主政権を発足させます
それから、２０年経過し、アメリカが、アフガニスタンから撤退することになりましたが、それに乗じてタリバンが勢いを取り戻し、あっという間に、再びカブールを制圧してしまいました
私が、アフガニスタンを旅したのが、１９７５年です
それから４年後の１９７９年、ソ連軍が突然アフガニスタンに、侵攻しました
アメリカは、ゲリラを支援して対抗し、１０年後の１９８９年、ソ連軍が撤退しましたが、その後、国内は大混乱に陥ります
その中で、アメリカが支援したゲリラの中から “タリバン” が台頭し、ほぼアフガニスタンを制圧することになりました
しかし、そのタリバンは、厳格なイスラム法を適用し、女性や少数民族の弾圧をし、アルカイダなどのテロ組織を匿っているといわれています
そして、１９９１年のアメリカ、ニューヨークの世界貿易センタービルのテロへと繋がっていきました
この先、国内での人権問題・テロ組織への関与・麻薬栽培など、全く先が見えない状況です
旅したのが、１９７９年のソ連軍の侵攻前でよかったわね
それから大混乱だからね
ソ連軍の侵攻は、世界中から非難が起こって、それで１９８０年の “モスクワオリンピック” は、世界各国がボイコットしたのね
日本も参加しなかったわね
また、元のイスラムの原理主義に戻るのかしらね
虐殺を行ったり、特に女性に対する差別は、時代錯誤どころじゃないわね
タリバンは、２０年前とは違うと言ってるけど、全く先が見えないね
それに、中国とタリバンの関係は、どうなるのかしらね
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