犯人が “間違いありません・・・”

そのほかにも、言葉の使い方について、テレビのニュース報道を見ていて、いつも違和感を感じる言葉と、報道の仕方があります

それは、犯罪者が逮捕され、警察に “間違いありません・・・” と、犯行を認めた・・・という報道です

犯人が犯行を認めた場合、例外なく、決まり文句のように、こういう報道の仕方をします

犯人の犯行を認める言葉が必要なのかもしれませんが、申し合わせたかのように “間違いありません・・・” という言葉を使うのです

犯人が “間違いありません・・・” なんて、そんな言い方、するわけないだろ・・・!

このいい方の報道を見ると、ついいつも、突っ込んでしまいます

“間違いありません・・・” という言葉を入れて報道するのは、警察官が逮捕状に書かれた内容を読み上げて、その読み上げた内容に間違いないか・・・と尋ねるから “間違いありません・・・” と答えるのではないでしょうか

でも報道するときは、裁判をしているわけではないので、そのまま “間違いありません・・・” という言葉を必ず入れなくても、わかればいいと思うのですが・・・

別に “犯行を認めた・・・” で、いいのではないでしょうか・・・

どこの報道でも、こういう報道の仕方をするわね

作文っぽくて、不自然よね

認めるにしても “~しました” “~してしまいました” というのが、普通じゃないの・・・

犯行を犯したことが “間違いない・・・” のではなくて、逮捕状に書いてあることが “間違いないか・・・” と聞かれるので “間違いない・・・” と答えるんだね

でも “間違いないか・・・” と聞かれて “はい・・・” と答えるのも普通でしょ

それでも “間違いありません・・・” となるんでしょうね

調書は、犯人ではなく警察が書いて用意するものだから、末尾は全部同じになるんだね

マニュアルがあるのね

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