
中国は、高市首相への嫌がらせとして “レアアース” の輸出規制をしてくるのではないかと言われています
以前、尖閣沖で漁船の違法操業を取り締まろうとしていた時にも “レアアースを輸出しないぞ・・・” と言ってきました
レアアース (希土類元素) とは、抽出が難しく産出量も少ないレアメタル (希少金属) の一種で、ネオジムやジスプロシウムなど性質のよく似た17種類の元素の総称なのだそうです
自動車産業・電子部品・風力発電・医療機器・航空宇宙、など幅広い用途に使われ、ごく少量でも素材の性能を大きく向上させることが出来、産業のビタミンとも言われています
アメリカは、スマートフォンから家電・戦闘機まで幅広く使われているレアアースがなければ、それらがつくれなくなると危機感を募らせているのですが、長く中国の支配が続いています
中国は、レアアースは外貨獲得の手段として圧倒的な低価格で輸出し、世界シェアの9割を占めるまでになりました
その後中国は、その優位性を外交の道具として使い始め、戦略的位置づけ外交カードとして変化させ圧倒的な中国支配となっています
アメリカは自国では賄えず、対立を深める中国にレアアース輸入の7割を依存しています
中国は、公害に対する規制が無く環境を無視して安く精錬し、世界のシェアを握りました
アメリカは中国に対して、100%の追加関税をかけるとして、レアアース規制の譲歩を迫っていましたが、今回の米中会談の結果、中国はレアアース輸出規制を1年間延期するとし、アメリカも追加関税を回避しました
レアアース調達を中国に依存している日本に対しても、ことあるごとに輸出を減らすと脅してきました・・・そのため何とか中国依存度を下げることが喫緊の課題とされ、調達先の多様化・代替技術の開発・国家備蓄の強化・リサイクルの促進、など様々な策を講じてきました
日本の南鳥島沖の海底の堆積物の中に高濃度でレアアースが含まれていることが発見されています・・・その量は世界の消費量の数百年分に相当するのだそうです
EEZ内における資源の探査と開発には、排他的権限が認められていますが、中国はその南鳥島EEZに隣接した海域にも勢力を伸ばしてきています・・・もしこの地域で中国に先を越されれば、日本の目と鼻の先で生産されたレアアースを、中国から買うという悪夢を見ることになります
そこで、アメリカと組んで開発する案が出ていますが、そうなれば中国もちょっかいを出しにくくなるのですが・・・


中国では公害をまき散らしても、誰も文句を言えないから安く精製できるのね

南鳥島近海にはレアアース意外にも、コバルトやニッケルを含んだ海底鉱物資源マンガンノジュールも豊富なんだって・・・

メタンハイドレードという化石燃料が氷状になったメタンも大量にあるらしいわね

日本は国土面積は狭いけど、EEZの面積では世界6番目の海洋大国だからね

でも問題は、海底6,000mにあるんでしょ

高度な技術と高コストがかかるのね

日本とアメリカが協力して開発出来ればね・・・

金の価格が上がり、日本の昔の金山がまた俄かに脚光を浴びているね


コメント