“マスカレードナイト”・・・東野圭吾 映画

“マスカレードナイト” は、人気作家 “東野圭吾” 原作の推理小説です

前作の “マスカレードホテル” は、映画化され大ヒットしましたが “マスカレードナイト” は、その映画化第2弾です

以前ブログで、映画 “マスカレードホテル” について書いたことがあります

それは、映画 “マスカレードナイト” 公開に合わせて、そのプロモーションの一角として、前作の “マスカレードホテル” をテレビで放送していたのを見て書いたブログです

そのブログを書いた時、映画館にはいきませんが “マスカレードナイト” がテレビで放送されたらまた見てみましょう・・・と書いていました

あれから、1年たっていないと思いますが、WOWOWでその “マスカレードナイト” をやっていたので、見てみました

映画 “マスカレードホテル” は、結構面白く見た記憶があります

もちろんその続編で、犯行予告のあったホテルのコンシェルジュの “長澤まさみ” に、警察官の “木村拓哉” が潜入して絡むという設定も同じです

その他の俳優陣も、2本同時に作られたのではないかと思うくらいに全く同じです

大晦日の、仮面のカウントダウンパーティーに、殺人事件の犯人があらわれる・・・という密告があり、ストーリーが展開していくのですが、いかにも苦しいのです

その、もとの殺人事件の描写、説明が乏しく、なんの捜査をしているのか、なんの犯人をさがしているのか、明確なイメージがわかないのです

犯人が、ホテルに現れるという設定も、伏線の張り方も、ちょっときびしい・・・

犯人は、怪しい人物だったのですが、その怪しい行動には意味があり、誤解だったということがわかります

そしてその犯人は、一度容疑者リストから外れ、捜査から除外されたのですが、やっぱり・・・という展開です

これは、犯人の意外性という点では、合格です

でも、この展開は、1作目の “マスカレードホテル” でも同じ展開だったのではないでしょうか

もうひとり、捜査と同時に怪しく動き回り、大きくかかわっていた人物が、じつは事件とは何の関係もない行動だった・・・というエピソードは、納得できましたが・・・

でもなんだか、全体として事件の説明不足のため、謎解きとしても、娯楽作品としても、前作を超えることが出来なかったような気がします

今年の春、東野圭吾は “マスカレードゲーム” という4本目のマスカレードシリーズを出しましたが、きっと映画化されるのでしょう

また、期待して見てみましょう・・・

長澤まさみは、フロントから “コンシェルジュ” に昇格してたわね

前作は、木村拓哉が、ホテルマンらしくなっていく過程と葛藤も面白かったのよ

冒頭の “さんま” が、写真だけ出ていたのには、笑っちゃったね

今回は、映画の “芯” になる犯罪が、よくわからないのよね

どういう犯罪だったのか、なんの犯人だったのか、よくわからないのよ

だから、犯人が何をしようとしているのか、動機がよくわからないのね

大勢の捜査陣も、最後の殺人方法も、非現実的で、ちょっとありえない展開だったね

仮面のカウントダウンパーティー・・・ということなんだけど “仮面” は必要なかったんじゃないの・・・

心にかぶっているいる “仮面” と言いたいんじゃないの・・・

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