さて、今年は正月からクイズのことを書きましたが “とっておき” のひとつを書くことにしましょう・・・
この問題は “クイズ” ではありません・・・もちろん “とんち” でもありません
真面目な論理的思考が求められる “超難問” です
若くて柔軟な考えや論理的な考えが出来る人は、意外に早く解ける人もいると思いますが・・・頭の固くなったもう若いと言えない人は、かなり手こずると思います・・・と思いっきりハードルを上げておきます
問題は、とにかくわかりやすくてシンプルです
“球が10個あります・・・その中に、わずかに重さの違う球が1個紛れ込んでしまいました
天秤を3回使って、その球を見つけてください”
どうです・・・簡単そうでしょ
球は、もちろん色や大きさなど見た目は同じです・・・10個のうちの1つが重さの違う不良品です
天秤はわかりますよね・・・左右に皿があって、皿の上に乗せたものの重さが同じならバランスが取れ、重さが違えば傾きます
皿の上には、何個乗せてもOKです
もう一度言いますが “とんち” などではない、真面目な物理的な問題です
問題を聞いて、簡単だと思った人は、たぶん間違っています
“例えば” の話をしましょう・・・1回目、左右に5個づつ乗せてみると、1個重さが違うものが混じっているので必ず傾きます
そして2回目、傾いた一方の5個から、今度は2個ずつを乗せてみて、バランスが取れれば残りの1個が不良品で、バランスが取れなければ、さらに3回目に2個を1個づつに分けて乗せると傾くので・・・
こう書きながら、自分でも何を言っているのかわからなくなってきました・・・
こんな考え方をして、簡単だと思った人もいると思いますが、間違いです
この “例えば” を聞いて、途中から “おかしいだろ・・・” と思った人はかなり有望です
多くの人が勘違いするのは、その不良品が重いのか軽いのかが、わからないということを忘れています
つまり、5個づつ乗せてみると必ず傾きますが、左右どちらの5個に入っているのかわからない・・・5個づつ乗せてみたのはまったく意味がなかった・・・ということです
問題はシンプルなのですが、説明が長くなってしまいました
解答を書こうと思っていたのですが、解答がまた長くなりそうです
・・・ということで、解答は次回書くことにしましょう
なんだよ・・・と思うかもしれませんが、とてもいい問題なので、すぐ回答を見るのではなく、ちょっと考えてみてください・・・
この問題を出されて、この僕でも真剣に集中して30分はかかったからね・・・
ホントに30分で解けたの・・・
年を取ってくると、だんだん頭が固くなって来るのね
簡単に解ける人がいるのかな・・・
重いのか軽いのかがわかっていれば “例えば” のように簡単なのよね
重いのか軽いのかがわからないというのがミソなのね・・・
あの “例えば” を書いておかないと、多くの人が間違ったまま答えを見ちゃうからね
いい問題が台無しになるのね
初めから、答えをすぐ書く気はなかったでしょ・・・
“うん・・・”
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