“伊藤新道” 再開通 北アルプス最奥部の三俣山荘へ

高瀬ダム

ちょっと前の話になりますが8月20日でした

北アルプス最奥部の黒部源流域にある “三俣山荘” と、大町市の高瀬川上流の “湯俣温泉” をつなぐ登山道が再び開通しました

この “伊藤新道” は、三俣山荘の経営者が、60数年前に開通させていたのですが、地質のもろさなどから荒廃し、通行不能になっていました

そのルートを息子さんらが中心になり、クラウドファンディングなどで資金を調達し、40年ぶりに復活させたということです

伊藤新道は “湯俣” から “裏銀座コース” の “三俣蓮華岳” や “鷲羽岳” さらに “雲の平” へ到達する最短ルートで、全長10キロ、標高差800mの中上級者用ルートだそうです

8月19日と20日には、その “湯俣” で振動開通のイベントがあり、スポーツ用品店のワークショップも開催され、300人程が集まり、なんと100張りほどのテントも張られたそうです

この湯俣を中心にして、アウトドアの拠点をつくりたいという計画のようです

しかし、湯俣まで行くのは結構大変です

“七倉” が入り口で、今年から夏の登山シーズンには、大町駅から七倉まで登山バスが運行されていたようです

“七倉” から “高瀬ダム” までは、マイカーは禁止なので徒歩で1時間、またはタクシーで25分・片道2,500円です

そして “高瀬ダム” から3時間歩いてやっと “湯俣” です

湯俣には “晴嵐荘” という山小屋があり、夏のシーズンだけ営業しています

川のそばには温泉が湧いており、自分で湯ぶねを掘って入ることが出来ます

近くに天然記念物の “噴湯丘” もあり、見に行くツアーもあるようです

しかし何しろ不便で “表銀座コース” に比べてマイナーな “裏銀座コース” や、上級者向けの槍への “北鎌尾根” への登山者以外は行かない地味なところでした

伊藤新道は歩いたことはありませんが、私はこの地域には結構行っています

最近ではブログにも書きましたが、秋の紅葉時2回ほど七倉から徒歩で高瀬ダムへ登り、裏銀座コースの入り口にある “濁沢の滝” を見に行きました

湯俣から “北鎌尾根” へも、高瀬ダムから “裏銀座コース” へも行ったことがあります

今まで、結構地味なところだったのですが、これを機会に少しでも人が来るようになればいいと思うのですが・・・

高瀬ダム湖

以前 “七倉” から “濁沢の滝” まで歩いて往復した時には、スマホの歩数計は2万歩を越えていて、14,5キロと出ていたよ

“濁沢の滝” は “高瀬ダム” から30分程ね

反対側の “湯俣” までは “高瀬ダム” から歩いて3時間ね

“湯俣” までは、七倉から歩きだと日帰りは厳しいね

高瀬ダムやこの辺一帯を、もっとメジャーにしたいということね

その後も、ちょくちょくイベントが開かれているようね

“高瀬ダム” 自体も、となりの “黒部ダム” に次いで、日本で2番目に高い “ロックフィル” 式ダムで、ダムマニアに注目されているんだけどね

“湯俣温泉” も、秘湯中の秘湯だよね・・・

“ダムマニア” “温泉マニア” “滝マニア” は、絶対に来なくっちゃね

以前、湯俣にテントを張った時には、ひとっこ一人いなかったわね・・・

あそこに、テント100張なんて信じられないね・・・

濁沢の滝

コメント