映画 “ファイナルカウントダウン”

“ファイナルカウントダウン” という映画があるのですが “ファイナルカウントダウン” という曲も知られており、その曲はその映画のテーマ曲だと思っていました

その曲は、勇ましくて元気な曲なので “ファイナルカウントダウン” という映画は、香港のカンフー映画か “シルベスター・スタローン” のようなマッチョな役者が暴れまくるB級アクション映画なのだと思っていました

しかし、映画評を見てみると、なんだかまったく違ったことが書いてあります

俳優陣も結構な役者が出ており、B級アクション映画ではないようです

映画を見てみました・・・1980年製作、43年前のアメリカ映画で、いわゆるタイムスリップ物です

原子力攻撃空母 “ニミッツ” が、ハワイ沖で奇妙な嵐に巻き込まれ、なんと1941年12月6日の真珠湾攻撃の前日にタイムスリップしてしまいます

“ニミッツ” の艦長に “カーク・ダグラス”・・・“ニミッツ” を製造した会社の要請で視察に行くのが “マーチン・シーン”・・・そして、零戦が攻撃したヨットに乗っていた議員の秘書に “キャサリン・ロス” という俳優陣です

映画は、本物の原子力空母 “ニミッツ” で撮影されており “F-4ファントム” や “F-14トムキャット” が、離着艦する画面は大迫力です

ストーリーとしては、タイムスリップ物の宿命で、歴史に介入出来ないというジレンマがありながら、それでも真珠湾攻撃阻止に向かおうとするのですが・・・

ただもちろん、真珠湾攻撃阻止に参加できるわけもなく、これが限界かな・・・と思います

2時間足らずの映画で、こんな壮大な規模の物語をまとめるのもちょっと難しい気もします

冒頭 “マーチン・シーン” が視察に出るとき見送った会社の社長が、現実の世界に戻った時に誰だかわかるという、なるほどというオチがあります

この映画の前年1979年には、半村良原作、千葉真一主演で、角川事務所が予算をかけて “戦国自衛隊” という映画が作られています

映画は、武装した自衛隊員21名が装備ごと戦国時代にタイムスリップしてしまうという映画でした

“戦国自衛隊” はただのかっこいい活劇ではなく、ドラマがあり “ファイナルカウントダウン” とはまた違う展開と結末でした

曲の “ファイナルカウントダウン” はスウェーデンのヘビメタバンド “europe” の曲だね

勇ましい曲だから、いろんな登場シーンに使われていて耳に残っているのね

“ファイナルカウントダウン” の “映画” と “曲” は、全く関係ないのね

岩崎宏美の歌った “マドンナたちのララバイ” は、映画 “ファイナルカウントダウン” のラストシーンの挿入歌の盗作だといわれているね

そうなの・・・いい曲だよね

“キャサリン・ロス” は懐かしいね

もちろん “卒業” “明日に向かって撃て” ね

若い “マーチン・シーン” は当然ながら “チャーリー・シーン” にそっくりね

“エミリオ・エステベス” にもね

しかし “零式戦闘機” と “トムキャット” の差にはあ然とするね・・・

たった40年しか違わないのにね・・・

コメント