東京オリンピックに出場したベラルーシ代表の陸上の女性選手が、無事にポーランドに亡命することができました
その女性選手は、東京オリンピックで、出場経験のない1,600mリレーに急遽出場させられそうになり、その不満をインスタグラムに投稿したところ、強制的に帰国させられることになりました
そして、コーチを装った知らない2人組に羽田空港まで連れてこられ、飛行機に乗せられそうになったところで、身の危険を訴え保護されました
その状況を知ったヨーロッパ各国は、亡命受け入れを表明し、いち早く体制を整えたポーランドに亡命することになりました
隣国のポーランドは、迫害から逃れるベラルーシからの人たちのために、人道的なビザを発給しており、その大きなネットワークがあるそうです
ベラルーシは、ソビエト崩壊に伴い独立しましたが、徹底的にメディアや反対勢力を弾圧する恐怖政治を行っており “ルカシェンコ大統領” は、ヨーロッパ最後の独裁者と呼ばれています
昨年の大統領選挙で6選を果たしましたが、その不正選挙疑惑に対する大規模な抗議活動を、暴力的に弾圧しました
ヨーロッパ各国は非難声明を出し、制裁を加えていますが、ロシアだけは擁護しています
今年の春には、ベラルーシ上空を飛んでいた民間航空機を、軍用機が追尾し緊急着陸させ、その旅客機に乗っていた反政権派のジャーナリストを拘束するという前代未聞の暴挙を起こしました
EU各国は、ベラルーシにさらに制裁を課し、すべての航空会社にベラルーシ上空を飛行しないように呼び掛けました
ルカシェンコ大統領は、このオリンピックでも、ベラルーシの不振に怒りを表し、海外の国は、勝てば国へ帰って、すべてが与えられるが、負ければパンの耳を探すことになることを知っている・・・と言い、成績不振なら帰国しないほうがいい・・・とまで言っていました
こんな国が、まだまだあるのね・・・
そのまま帰国させられると、命も危なかったね
ギリギリのところで回避することが出来たのね
飛んでいる旅客機を強制着陸させるなんて、どういうこと・・・
ロシアのプーチン大統領による、反政府指導者ナワリヌイ暗殺計画や拘束し続けている現在の状況と同じね
亡命した女性選手は、3年後のパリで、ポーランド代表として、また出場できればいいね
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