雷鳥 復活作戦 “中央アルプス”

この環境省の、絶滅危惧種・レッドリストの “ライチョウ” を復活させようと “大町山岳博物館” など、全国の6つの施設で、飼育・研究をしています

先日、8月の始めのことですが、このライチョウの “復活作戦” の一環で、以前生息し、現在は絶滅している “中央アルプス” に “乗鞍岳” から3家族、19羽を移送しました

今年の6月には、中央アルプスに飛来してきていたメスに、卵を入れ替えて抱かせて、孵化には成功したのですが、結局サルに追われて、全滅してしまいました

夜は、ケージに入れて、ひなが大きくなるまで保護するそうですが・・・

成功を見守るばかりです・・・

もちろんわたしは、あっちこっちで数えられないほど、ライチョウを見てきました

以前 “立山・室堂” で働いていたこともあるので、そのころは、むしろめずらしいものではありませんでした

立山以外でも、印象に残っていることがあります

春先、山小屋がまだ雪の中に眠っているとき “燕岳” から “大天井岳” へ、単独で縦走したときのことです

一人で、最後の大天井岳への急登をしているとき、よちよちと歩くオスのライチョウがついてくるので、雪の急斜面を一緒に並んで、楽しく登ったことをよく覚えています

安曇野あたりから、その大天井岳の急斜面がよく見えて、その時のことを思い出します

むかし “八が岳” でも見た記憶があるんだけど・・・

絶滅してから久しいそうだから、どっかから飛んできていたんじゃないの・・・

ヨーロッパアルプスのトレッキングの途中でも、見かけたことがあるよね・・・

あれは “グリンデルワルト” でトレッキング中 “フィルスト“ から “ファウルホルン“ へ登る途中で、見かけたのよね

日本のライチョウと変わらなかったから “スバールバルライチョウ” だったのかな・・・

それにしても、サルがライチョウをくわえている写真は、衝撃的だったわよね

中央アルプスの頂上付近には、30匹のサルの群れがいるらしいからね

どうしてサルが、3000mの稜線まで登るようになったのかしらね・・・

キツネやテンもいるらしいわよ・・・

環境の変化や登山者の影響もあるよね

なかなか難しいわね・・・

成功してほしいわね・・・

大町山岳博物館

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