前回、ブログ “上高地2 燕岳から開山祭へ” で、書きましたが、そのおもしろさに味を占めて、その次の年にも、人とは逆に山を下ってから上高地の “開山祭” に出ようと計画しました
開山祭前なので、もちろん道路は開通してなく、正月明けに上高地へ入った時にように “沢渡“ から歩いてはいりました
上高地から、前年とは逆に “明神” を経て “徳沢” にテントを張りました
雪で、夏山のようにはいかず、次の日に “横尾” をへて、2日がかりで “涸沢” へはいることになりました
涸沢には “涸沢ヒュッテ” と “涸沢小屋” に、それぞれ除雪や小屋明けの準備のスタッフはいましたが、予想どうり登山者は、一人もいませんでした
“開山祭後” “夏山” “紅葉シーズン” と、これから1年中、カラフルなテントで埋め尽くされる、全国の登山者あこがれの “涸沢” に、たった1張りだけテントを張りました
こんなに、贅沢なことはありません
3日目の朝 “前穂高岳” の “北尾根” を登ろうと “Ⅴ・Ⅵのコル” を目指しましたが、間違えて “Ⅳ・Ⅴのコル” に入ってしまい無理っぽかったのであきらめて、一度涸沢に戻り、午後は “北穂高岳” に登りました
上の写真は “北穂高岳” から撮った “前穂高岳の北尾根” です
“美しい” でしょう!・・・最も気に入っている写真の1枚です
4日目は、改めてノーマルルートの “ザイテングラート” を登り “奥穂高岳小屋” の開設準備のスタッフに見送られて “奥穂高岳” を往復しました
天気にも恵まれ、とにかくひとりっきりで涸沢にいるので、自由に好きなように、遠慮することなく動き回り、満喫することが出来ました
こんな贅沢な経験をした登山者が、他にいるでしょうか・・・
5日目に、下山して、上高地の “小梨平” にテントを張り、6日目の朝 “開山祭” に、2年連続で、真っ黒で参加しました
東京へ戻ってからの初めての仕事が、テレビ局は忘れてしまいましたが、食事をしながらボーリングをするという、ちょっと無茶な “番組対抗ボーリング大会” の収録でした
たくさんの芸能人たちが来ていましたが、どこの国の人間だかわからないほど、真っ黒にボロボロに “雪焼け” していたので、逆に芸能人たちから “なんだこいつは!” と、じろじろと “ガン見” されてしまいました
この山行のときにも“小梨平” や “徳沢” にテントを張っているじゃない・・・
うん、そうだったね・・・
“徳沢のキャンプ場” もいいけど、その先の “横尾のキャンプ場” もいいわよ
また、行きたくなったんじゃないの・・・
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