鉄道が開業してから、150年なのだそうです
そして、ついこの前、佐賀の “武雄温泉駅” から “長崎駅” に至る “西九州新幹線” がオープンしました
距離66キロ、時間にして28分の新幹線なのだそうです
博多駅や佐賀駅からは、直通しておらず、乗り継ぎになりますが、例によって大勢の鉄道ファンが集まっていました
もう一つ、東京から大阪に至る、新しい “中央新幹線” の整備計画が進んでいます
この新幹線は “リニア方式” で建設され、東京から名古屋まで40分、大阪まで67分で結ぶ計画です
鉄道は当然、車輪とレールの摩擦を使って走ります
しかしそれでは、高速になると車輪が空転するため、スピードには限界がありました
そこで考えられたのが、磁石の力を使って浮かせて走るという “リニア方式” でした
モーターを開き、直線状(リニア)にして走るので “リニアモーターカー” と呼ぶのだそうです
時速500キロで走るためには、浮かせることが必要でした
初めは、磁石によって浮かせた車体を、ジェットエンジンなどの推進力で進むのかと、勝手に思っていました
しかし、それは全然間違っていました
当然、車体を浮かせるのは磁石なのですが、その車体の推進力も磁石なのだそうです
興味があったので、その仕組みを調べてみました・・・
強力な磁力を得るために、大きな電力が必要で、さらにその電力を得る時には熱が発生して、エネルギーロスが起きます
そこで、ある金属を一定温度以下にすると、電気抵抗がゼロになる “超電導現象” を利用するのだそうです
ニオブチタン合金を、液体ヘリウムで、-269°まで冷やして “超電導状態” を作るのだそうです
両サイドに設置した “ガイドウェイ” という壁の間を進むのですが、その壁の電磁石と、車体の超電導磁石が、吸引・反発する作用を使って、10㎝浮かせて、500キロで進むのだそうです
“ガイドウェイ” には “浮上案内コイル” と “推進コイル” の2種類のコイルが設置されています
車両の超電導磁石には、N極とS極が交互に設置されていて、ガイドウェイの “推進コイル” に電流を流し、N極とS極を電流の流れる方向を瞬時に切り替えて車体を推進させるのだそうです
さらに、その電流の周波数を変えて、スピードをコントロールするのだそうです
そして、車両の超電導磁石が高速で通過すると “浮上案内コイル” に電流が流れて磁力が発生し、車両の自重と磁力がちょうど釣り合う位置に車両を浮上させ、ガイドウェイの中央を維持し、安定して走ることが出来るのだそうです・・・
小学生の理科の時間、磁石の話を聞いているときに、鉄道の車体を浮かせて走る・・・という、当時は夢のような話を聞いたことがあるのを覚えているよ
それから何十年か、やっと現実的になってきたのね
この事業は、国ではなくて、民間企業の “JR東海” がやっているのね
“西九州新幹線” は、博多や佐賀からの直通の計画はまだないらしいね・・・
博多と長崎間が、直通してなくて、需要はあるのかしらね・・・
また、鉄道と言えば、あっちこっちで “廃線” の話も話題になっているわね
この “大糸線” も、南小谷から糸魚川までが、廃線候補になっているね
それも寂しいわね・・・
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